笛吹きワイフ のフルートクライス合宿2002参加記録簿

2002.8月16日(金)〜8月19日(月)3泊4日
於:八ヶ岳南麓・甲斐大泉




 「クライス行事予定と報告」へ戻る   笛吹きワイフの「フルート名曲100曲制覇!」 





「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと4日)


今年はお盆を信州の実家で過ごし、そこから直行で清里のフルート合宿に参加することになりました。途中、諏訪湖で渋滞につかまりましたが、ハズの母が持たせてくれたユカリご飯のオニギリとウーロン茶のお陰で乗り越え、途中の最後の都会の匂いの残る地点であるコンビニで事務局、会計係の皆さんと偶然にも合流し無事に合宿所に到着しました。

全員揃うと部屋割りです。
今年の合宿は参加者が多く、ベットの間の床に布団を敷いて寝るという過酷な環境になった部屋もあります(アツクルシソー)。ハズと私は”ラブラブ夫妻だから”と2人部屋で一緒でした。”あそこをマージャン部屋にしよう”などという声もあがっています。

ハ「オマエが、掲示板に変な事を書くから折角の格調高いフルート合宿が、オッサン連中の社員旅行になってしまうぞ。」

ハズは、”オレは、人間相手のマージャンは得意じゃないんだ”と非難しております。そんなこんなでガタガタしましたが、楽しい楽しい合宿が始まったのでした。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと3.5日)


部屋に荷物を入れるとすぐ合奏の練習です。今年の合奏は、昨年までは生徒だった音大フルート科の学生さんが先生です。先生の最初の仕事は、ノドをからして生徒を呼び出し招集することです。



音大「えーと、全員揃いましたね。えっ!別の楽譜間違って練習してきた・・・あなたのは、こっちです。」

コピー機へ飛んでいったり先生大忙しです。

今回の合奏曲は、6曲で1曲を5〜6人で担当します。ハズと私は、担当の2曲を自宅でかなり練習してきたつもりでした。しかし・・・、

皆と合わせてみると全然思っていたのと違う曲です。 私達も別の楽譜を練習したのではないかと心配になった位です。しかし全体の演奏を聞くとこのパート分けがホント良く出来ているのです。

例えば、1曲目は、僭越にもハズと私が1stです。ところが、この曲をリードしてペースメーカーになるのは、実は3rdでそこはチャンと上手な方が担当してます。

ハ「オレ達にも花をもたせようという心憎い配慮だな。」

しかし、いくらペースメーカがしっかりしていても他のメンバーがそれを聞いちゃいないんではどうにもなりません。

音大「せめて、目の端で結構ですので僕の指揮をする手を見てください。お願いします。」

最初の内は、何が何だか分らなかった曲も先生のお蔭で段々形になってきました。2日間に亘り合奏について”強弱の入れ方””転調の予感””飛ぶ感じ””下がる感じ””ハッキリと””ボンヤリと”とご指導いただきました。

音大「この題名、どんな意味か調べましたか?」・・・・・・・先生から質問もありました・・・・・・
音大「これは、沙漠で育つ木です。10年で7センチしか伸びない木だそうです。サボテンのようなものを想像してもイイかもしれません。壮大な中で淡々と生きているイメージで行きましょう。」


成長の遅い木・・・なんだか曲に親近感を覚えます。
曲の途中で「あっ、スイマセン!!別の楽譜を吹いてました!!!」とストップをかける方もおられます。

ハ「先生も入れて7人いて本人以外には誰もおかしいと思わないんだモンなア。」
ワ「多数決って言うのは、すごいね。民主主義の勝利だよ。」
ハ「しかし、先生オレには言いやすいのか、全部オレの方見て指導してるぞ。」
ワ「ああ、あのシソシソ・・・は、私のことだね。」


”こんな調子で一体どうなってしまうのか!!!”と案じられるものの楽しい楽しいレッスンでした。

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「2002 Flute Kreis Summer Concert in 八ヶ岳」


合宿初日の楽しみは、先生方のコンサートです。
ペンションファミリイで開かれるこのコンサートは、今年で9回目だそうです。合宿の生徒の他、ご近所の方達やミニオンでお馴染みの方もわざわざいらいていただき、今年も盛会となりました。上坂先生、近藤先生の見事な演奏に加え、今年は音大生となった斎藤先生のソロもあり盛り上がりました。



アンコールに立った上坂先生が会場にお聞きになりました。

上「フルートと言えば、この曲というのは、なんだとおもいますか?」

会場からは、”モーツアルト”とか”パッフェルベルのカノン”などの声があがりました。私が”アルルの女”と申し上げましたところ「難しい曲でたなあ・・・」とおっしゃりながら上坂先生が”フルート31曲選”の曲集をとりだしました。

上「この中の何かにあたったのをやろうと思っていたんです。」

ハズは、「そんなら”くまんばちの飛行”って言えば良かった!!」と悔しがっております。いじわる。

上「生徒さんの伴奏するのでピアノで弾くのは得意なんだけど、フルートで吹くのは10年ぶり位なんですよ。」

しかし、上坂先生の”アルル・・・”は、伸びやかで美しい見事な演奏でした。演奏会を行った落葉松(カラマツ)ホールは、こじんまりした木造のキレイなホールでアットホームな演奏会を楽しみました。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと3日と少し)


合宿初日の演奏会が、終わった後は打上げです。
今年も手作りパンや大きい固いなんとかって言うビスケットやサツマアゲの楽屋見舞い(サシイレは刑務所に持って行く時だけだそうです)で、充実したテーブルとなりました。お魚天国のリハやジブリミュージックの余興で盛り上がる中、山形支部長が緑色のマットを取り出してきました。



「ああ、ハズさんとワイフさんがそんなに言うなら仕方がないなあ。」雀聖先生、私達は何にも申しておりません・・・。

「オマエが、掲示板に余計な事書くから・・・・」と言いながらハズももう卓を囲んでいます。牌打ワイフさんは、小学生の参加者の皆さんを寝かしつかせる為、席を外しておられます。そこで、合奏の練習で初日欠席者の代役を務め6曲出ずっぱりだった山形支部長が、代打ちを努める事になりました。代役づいている方です。

さて、雀聖・支部長・ハズ・ワイフの勝負の行方はどうなったか・・・。

雀「あんな手つきの人に負けるてるなんて、クヤシーー。」
支「いやあ、代役なのに申し訳ないです。」
ワ「123萬と揃えるのに2萬一枚で待ったりしないでよ。迷惑!!」
ハ「負けた分は、オマエのこずかいからだせよ。オマエのセイでやることになったんだから。でも、あがった数では雀聖に勝ったな。」


一同、なんとなく満足のいく結果で楽しむ事ができました。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと3日)


合宿2日目は、午前が合奏、午後が上坂先生と近藤先生のソロのレッスンです。ホール周辺の雑木林に譜面台を立て参加者一同必死でさらっています。



他の方が、練習しているのを見るのは中々勉強になります。
先ず練習前にウォーミングアップをやってますねえ。
腹話術で”アーアエアーアイ・・・”とやる発声練習のフルート版です。
それにメトロノームをチャンと使ってます。あんなに、上手なのに。
そこで私も見習ってこの合宿のために有楽町ビックカメラで購入したメトロノームを取り出しました。

「まあ!お揃いですね!」私とおんなじメトロノームを持った方から声がかかりました。
洗濯バサミの様に譜面に止めて使える形になっている小さいメトロノームで色迄同じオレンジです。
この方もバロック系に挑戦中です。その上この前には、私と同じ「踊る人形」に挑戦しておられ、厳しい先生から「”笑う”人形」とのご評価を得てらした方です。

ワ「口の悪い先生ですね・・・」
笑「そうなんです。 このメトロノームも”イヤリングみたいに耳にとめて鳴らしておけ”って言われちまいました・・・シクシク・・・」


他人事とは、思えませんです・・・・。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと2・5日)


ソロの練習順番が、回ってきました。私の「ごしきひわ」は、ちょうど真中です。

上坂先生は、譜面台にスタンバっている私の楽譜を覗いて「なぬー」などとおっしゃっています。
どきどき・・・・。
いやあ、緊張しましたあ。音が緊張でユサユサするのが自分でもわかるくらいです。

上「ずいぶん、装飾について勉強してきたらしいですね。」

先ずはシチリアーノの”ターッタ”というリズムと全体の四拍の流れをつかむ。
やっかいな難しい装飾もその流れに乗せてやりやすくなる。
呼吸ではなくて、ブレスを取る。
また、要所要所の音をテヌート気味に吹くようご指導いただきました。

上「良く言えば、生真面目だが・・・・」

なにしろ、コチコチで音楽に乗れないモンですから・・・(自覚)。
しかし、何事にもコツいや、勘所っていうのでしょうか、あるものです。
上坂先生にご指摘いただいた所を注意して吹くとグット吹きやすくなるのが実感できるのです。
すごい。後は、明日までにそれを定着させる事ができるかどうかですが・・・・。

ああ!!それから、全く気がつかなかったのですが、冒頭のレミレ・・のミ、右の小指を放して吹いている事もご指摘頂きました。

上「しっかりそれが習慣になってしまっていますね。今日明日には直せないでしょうが、正しい指使いで出てくる正しい音を感じる事ができるようになるため、今後是非身に付けてください。」

ハズも「スパルタクス・・・」の繰返し部分に変化を付け”ムード”を出すようご指導いただきました。
先生に付いて繰返すと傍で見ていてもイイ感じに変化するのが分ります。
更にレの指でラの音を出す”ハーモニクス”の練習の仕方も教わっていました。

レッスン後、復習のためまた雑木林の中で練習です。



誠にフルート三昧を楽しみました。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと2日と少し)


この日、わざわざ東京からムラマツ楽器店の店長さんがいらっしゃいました。
レッスン終了後、みんなのフルートを調整してくださいました。
ハズは、ニッカンのフルートの調整をお願いしました。



相当古いフルートですし、あまり使用していないのでガタガタしていたのですが、色々調整してキチンと吹けるようにして下さいました。

「しまいっぱなしにすると、フルートはダメになるんでしょうか?」とお聞きしたところ虫がわかない様に気をつけていれば大丈夫との事で安心しました。

「この秋、アフリカへフルート持って行くんですが、注意する事あるでしょうか?」との質問もでていました。アフリカ!青年海外協力隊に参加するようです。

”野外では、ホコリに気を付けた方が良いでしょうね”とおっしゃていたそうです。
フルートもですが、ご健康にもクレグレもお気お付けになりご活躍いただくようお祈りします。

私のフルートもあちこち外して調整して下さいました。
「南国土佐をあとにして」を試し吹きして”ハイ、吹きやすくなったと思いますよ。”と渡してくださいました。
店長さんは、どのフルートも調整が済むと試し吹きをなさいます。
色々な曲を演奏なさってとても楽しいのです。
夜の打上げ会でも、生徒さんの銀のフルートをお使いになり、上坂先生のピアノ伴奏で「アルルの女」をご披露になり満場の喝采を受けておられました。素晴らしい演奏でした。

「店長!演奏の最後に、”やっぱり銀は、イマイチだなあ。金にしなくっちゃあ。” って一言いわなくちゃあ。」生徒さんの中から声がかかりました。
店「いやあ、営業の方はどうも・・・。」

愛器の18金もみんなに、試吹させていただき、店長さんどうもありがとうございました。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと2日とちょい)


フルート合宿には、色々な方が集まっています。
北は、北海道から南は九州まで。
生まれも戦前から平成までです。
風を通す為、開けっ放しにしていたハズと私の部屋に平成生まれの生徒さん2人がいらっしゃいました。

平「中に入ってもいいですかあ?」
ワ「あらあ、どうぞ、どうぞ。」


平成生まれおふたりのご関係をお尋ねしたところ、「幼なじみ」との事。

ハ「納得いかないなあ。幼なじみってのは、40歳位の大人が言う事じゃないのかなあ。

ハズは、まだ幼いのに幼なじみはないだろうと首を捻っています。
2人は、「ま、もう小学校5年なのに”幼い”とはナアーーニヨ。」と気を悪くしています。
私は、当然ながら音楽ではかなわないので(なんせ、モーツアルトだのバッハだのをピアノで両手でバンバン弾いちゃうんですぜこの小学生は・・・)ナゾナゾでおふたりに挑戦しました。

ワ「どんなにたくさん注文してもあと6個欲しがるアフリカの国はどこでしょう?」
平「モロッコでしょう。もう6個。」
ハ「おまえ、小学生に軽くいなされてるぞ。」


私が、悔しがっているところにショパン遺作挑戦中の生徒さんが、ブウメランを届けてくださいました。このブウメランは、フワフワにできていて、部屋の中を調度良い按配に回転して手許に戻ってきます。私も投げてみたいのに、ハズと平成2人組がスバシこくて中々ブウメランに触れられません。キーキー悔しがっていたら、見かねた平成がブウメランを譲ってくださいました。



ハ「おまえ、小学生のおもちゃとりあげるなよ・・・。」

そこで私はお礼に腹話術の仕方をお教えしました。

ワ「腹話術は、バカな話をするんだけど、必ずタメになることを何かいれなくちゃいけないの。」

そして腹話術の口の形を説明し、「みぎをみて・ひだりをみて・おうだんほどうを・わたりましょう」の練習をしました。

ワ「”みぎ”の”み”や、”わたりましょう”の”ま”は普通に話すと口が動いてしまうので・・・。」

マミムメモのしゃべりかたもご伝授しました。
するとやっぱ、若い方は覚えが速いですねえ。2人ともあっという間に腹話術を会得してしまいました。
そして、お返しにつま先で立つバレリーナの技を披露してくださいました。
また、足の小指で床の物を拾うというバレリーナ(?)の特技も見せて下さいました。スゴイ!!!
これで歌って踊れて笛も吹ける未来の交通警察官が、2名確保でき楽しい楽しい夕食前でした。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと2日とわずか)


夕食後は、花火大会でした。
元ワルガキドモは、ねずみ花火でお嬢様たちは、線香花火で盛り上がりました。



そしてその後はビンゴ大会です。

ワ「これは、いける!!!」・・・・・昨年のビンゴ大会の時私は思いました。

通常なら賞品が全員に1巡した段階でビンゴは終わるもんですが、昨年のビンゴではカードを配りなおして賞品が終わるまでビンゴを続けたのです。長年、納戸を占領して私を悩ませていたUFOキャッチャーの戦利品や色々な景品、荷崩れ品の文房具、キャンペーングッズ等これを機会に厄介払い・・・モトイ・・・陽の目を見せてあげるチャンス到来です。

上坂先生のご人徳で商品は各方面からたくさん集まっています。

「わたしが、手作りしたテデイベアです。」「おお、これは後に残すわけにはいかないぞ!」「このポテトチップス24袋入ダンボール箱は?」「当った人に持って帰っていただきます。」「電車なのにーー」・・・・・・大騒ぎになりました。



1巡目、ハズは早々手作りテデイベアを獲得。私もムラマツ楽器店提供のチューナーをゲットしました。他の方も次々楽譜やCD、フルートクロス、笛吹きネコなどを獲得していきます。

「オレは、もう4つもビンゴになっているぞ。」「このカードすごくいいわ。次々ビンゴになります。」などと言う声も上がり始めます。

「一体、まだ上がってないのは、誰なんだ?」

手が上がったのは、合奏の先生です。

「こいつ、ひとりのタメに今までやっていたのか!」「やめやめ、またカード配ってやり直そうぜ。」「でも、先生に何もあげないのはかわいそうです。」「じゃあ、オマエこれでももらっとけ。」

合奏の先生は、天才バカボンの貯金箱を押し付けられました。

ハ「オレが、”おっ似てますねえ”って言ったら睨まれちゃった。」
当然だよ。あんなにお世話になっておきながらナンテコトヲ。

その後もビンゴは、延々3巡も続き最後の方になると賞品欲しく無さに”ビンゴ”の声も途切れがちになったのでした。

ハズと私の戦利品
ビオラ奏者手作りテデイベア・チューナー・フルートオーボエデュオ”魔笛”ビデオ・スターウォーズ楽譜・ワインの皮むきコアラ。

いやあ、楽しかった。 我が家のガラクタをお引取りくださったみなさまありがとうございました。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと2日)


合宿3日目の朝、私が目を覚ますと隣にハズがのびています。

ワ「あら、まだ寝てたの?」
ハ「オレは、6時に起きてたぞバカタレ!」


ハズが、目を覚まし廊下へでると昨日の平成コンビがドアの前で待ちうけていたそうです。

ワ「そういえば昨夜は ”まーたくーるよ” と言って部屋へ帰って行ったねえ。」
ハ「オマエは、まだ寝てるんで可哀想だと思って、表へ散歩に連れて行ってきたんだ。」



ハズは、線路の向こうまで連れて行って捨てて帰ってこようと思ったのに、後を付いて帰ってきてしまったそうです。

ワ「アンタが、こんなに、若い娘にもてるとは意外だねえ。」
ハ「オレは、なぜか年寄と子供に好かれるんだ。あの平成コンビだって来年か再来年にはもうオレなんか鼻も引っ掛けないんだぜ。」


そう言いながらもハズは、平成コンビから預かってきたお友達カードに「私のクラブ・・・銀座砂丘」「今はまっているもの・・・由美ちゃんと同伴出勤」などとイソイソ書き込んでいます。
こらこら。



このカードは、参加者の殆どに配られていて平成コンビのお友達ファイルにコレクションされました。また、提出されたカードに記入漏れがあると「ちゃんと、空欄をうめて下さい。」と突きかえされてしまいます。

素質あります。交通警官のみならず交番詰も間違いなくこなせる事でしょう。
<返 信>
by 平成の姉

妹が大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。
ハズ様には今後三姉妹力を集結してご恩返しして参りたいと存じます。
・・・どなたです?三姉妹に対してダウト!と仰るのはっ!


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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと1日半)


遂に今日は、発表会本番です。
上坂先生と近藤先生は、最後のリハーサルに詰めっきりです。
生徒一同、雑木林の中で必死でおさらいをしていますが、昼過ぎからお天気が崩れ始め、遂に雨がザーザー降り始めました。それでも玄関ホール、食堂、軒下等をおのおの確保してみんな必死で練習しています。

リハーサルは、やはり押していて真中の私達の順番が来たのは、もう夕食2時間前位です。
「ちょっと・・・」と1日中ピアノの前に座りっぱなしの近藤先生が席を立ちましたが、中々戻っていらっしゃいません。控え室を覗くとお手洗いの前で先生が困惑しています。
みると便器の前に大きな茶色い蝶々が、羽を休めているのです。
”虫が多いので必ず出る時、明かりを消してください”と壁に貼ってあります。

ワ「もしかしたら、コイツのせいで中に入れないんですか?」

私が、蝶々を捕まえて外に追い出すと近藤先生は、「感謝・感謝」と喜んで下さいました。
なんて、カワイイんだ・・・(失礼)。
上坂先生は、「なにしてんだああ!!時間ないんだぞお!速く!速く!」とせかしておられます。
そんな無茶な・・・殿方はとにかく、夜の蝶と臭い仲っていうのは、どうも・・・。
合宿地の大泉は、「オオムラサキの里」だそうです。あの蝶々もオオムラサキの遠い親戚かもしれません。

リハーサルがすみ、みんなで夕食です。
昨日、一昨日と夕食では、ビールやワインをあけましたが今夜は、誰もイッパイヤロウとは言い出さず静かです。

「フルート吹く前にネギ食べると、楽器に匂いが移るような気がするので・・・」「ボクは、元々生のネギは、苦手で・・・」



お向いの席の2人がお肉料理のお皿にネギだけを残しました。

「ネギの皮を1枚ずつ外して、刻んで作るんです。しらがねぎ、大変なんだけど・・・」

ペンションのマスターは、残念そうです。
それを聞き、生ネギ苦手氏は、「申し訳ありません。いただきます。」と私達が止めるのも聞かず、残したネギをガバッと平らげました。
それは、お料理に混ぜて食べるからこそ美味しいのでは・・・私だって生一本のネギはちょっと・・・。ううう・・・・と苦しむ生ネギ苦手氏、ショパンのノックターンの前にネギでノックダウンです。

本番は、夜8時からです。緊張する生徒一同。それでもご飯は美味しくいただきました。
<返 信>
by 生ネギ苦手氏

実は、本番上手くいかなかったのは、あの長ネギ一気食いにも原因があったのではないかと、ちょっと思ってます…。(イイワケ)


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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと1・25日)


発表会が、始まりました。
第一部は、合奏です。


「あれ??」「なんか???」

音合わせも済、先生が今まさに指揮を始めようと構えた時、ステージに変な動揺が起こっています。どうしたのか?ステージを良く見てみると6重奏を6人で吹くべき所、7人がステージに立っているのです。昔読んだ「11人いる」というマンガをしみじみ思い出します。

しかし、指揮の先生はそれどころではありません。ダーーーッと、客席に飛びプログラム取ってきて、「あなたは、次の曲です!」と、勘違いして真中でスタンバっていた生徒さんをつまみ出し無事(?)に演奏開始となりました。演奏が始まる前に気がついてヨカッタ・ヨカッタ。

その次が、ハズと私がエントリーしている曲です。
出だしは、なんとか遅れず始める事ができたのですが、ホンの3小節位吹いた所で何だか違和感が漂い、練習時、特に先生から「ピッタリ合わせてください」注意された部分に突入したのにズレズレです。先生が、目の前で指揮しながら音符を読み上げてリードしてくださっているのに焦ってしまい全然合いません。

ハ「先生が、オマエにつかみかからんばかりに近寄って必死で”シソシソシソ・・・”って言ってたぞ。」

ハズは、あんまり可笑しくてこっちが間違えそうだったと迷惑がっていました。
先生は、「これが、本番ッてもんですよ。」となぐさめてくださいました。
申し訳ありませんでした。

ハ「まあ、先生も音大卒業したらなんらかの形で人に教える事になるんだから。今からオマエみたいな生徒に免疫作っといた方がいいんだ。」

ハズにまでなぐさめてもらいました。

第二部はソロの発表です。
私の「ごしきひわ」は、14番目の曲ですがなんだかアッという間に順番が巡ってきたような気がします。

”こちらの方は、フルートで100曲制覇に挑戦中です。”と上坂先生が紹介して下さいました。
ステージでちょっとしゃべるとなんだかフワフワした気分になります。折角お師匠様が付けて下さった装飾を数ヶ所落としましたが、大変気持ち良く演奏できました。やはり難しい部分になるとぎこちない感じになってしましますが、なにはともあれピアノと同時に終わる事さえできれば良し!・・・です。

「男の色気を見せていただきましょう・・・」と上坂先生がご紹介くださり、引き続きハズの「スパルタカス・・・」が始まりました。ビブラートもイイ具合にかかっているし、上坂先生にご指導いただいたとおり繰返し部分に変化も付けムーディーに処理しています。



”ナカナカ、上手くいってるじゃん”と私も感心しました。
ところが、最後の盛り上がり部分に差し掛かった所でハズの演奏が途絶えてしまったのです。楽譜を読み違えて指と一致しなくなってしまって頭に血が昇ってしまったのだそうです。

そこで、ピアノの近藤先生に「14小節目からお願いします・・・」と頼んで再開しようとしています。
そんな、前まで遡るのか?先生も「えっ??」とおっしゃっています。
ハズも重ねて間違いに気がつき、「ああ、34小節でした。」と訂正。演奏を再開しました。
ところが、この34小節目が指使いの難しい部分なのです。ハズは、またも指がズレズレになり苦しんでいます。それでもなんとか最後まで演奏を終え憔悴しきって席に帰ってきました。聞いていた私まで緊張で手のひらにぐっしょり汗をかいてしまいました。幸いハズの演奏後すぐ休憩時間でした。

ハ「オレ、部屋でやすんでくる・・・・。」

「困っている顔が、ヨカッタよ。」となぐさめてくださった上坂先生や「ネエネエ・・・」と心配してくださった平成コンビを振り払い肩を落としてハズは去って行きました。「ここから再開しましょうって、私が言ってあげればよかったなあ。」と近藤先生まで心配してくださいました。

練習やリハーサルでは、一度も間違った事なかったのに・・・・。


ハ「止まっちゃった時、ピアノを睨みつけて”チッ!”って言って近藤先生のせいにしちゃえば良かったぜ。」

ハズは悔やんでおるようです。
<返 信>
by ワイフの夫

みなさん、あんなしょっぱい演奏して、すんません。(これが笑える人はプロレス通)
部屋に戻ったら 鼻血が出ました。わー 悲惨だ。
先生どころか子供にも慰められて・・。この子の方が大人?

会場に戻り 演奏者 全てに「失敗しろー」と印を結び、阿部清明ばりに念を掛けましたが、皆さんには効きませんでした。修行が足りない。

「ステージには魔物が棲んでるんですよ」と打ち上げ会で仰っていた生徒の方この方は苦労人だ。人生を知っている。

あと、我が家では、あの曲と楽譜、封印され葬られました。家訓です。

TO be Written  TO be done
(そう定め そう行うのだ)


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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(フルート合宿制覇まであと1日と少し)


なにはともあれ、自分の番が終わってしまえば後は気楽なモンです。
常々、個人レッスンで他の方の演奏を聞く機会がありませんので、とても勉強になります。
数回にわたり私達の部屋を襲撃した平成コンビがまず、素晴らしいピアノ演奏を聞かせてくださいました。
それから、同じ平成による歌「いつも何度でも」もありました。
これが、大変素晴らしい歌唱で、”生きていく不思議、死んで行く不思議・・・”という歌詞が素直な歌と共に胸を打ちました。

ハズでさえも、「なんか、涙ぐんじゃうような、歌声だなあ。」と感動していました。
また、フルートでは「白鳥」の演奏を聞かせてくれました。
「ちょっと、いいなあ・・・っていっただけなのに、ヤレヤレって言われちゃってさ!」と事前におっしゃってましたが、半音がいっぱいついた面倒なフレーズもキチンと吹きこなし流石の演奏でした。

昨年は、子供用のくにゃっと曲がったフルートを吹いていましたが、今年はもう私と同じサイズのフルートをお”姉”様から譲っていただき吹きこなしておられました。人様のお子さんってすぐ大きくなるんですよねえ。

ビオラ、ギター、フルートのトリオは、異種格闘技と言う感じで楽しい演奏でした。



ギターの方は、上坂先生と共演でピアソラの演奏もご披露くださり会場から、「カッコイイワネエ・・・」というため息を誘っていました。
ビオラの演奏を見ながらハズは、「可愛いなあ。」と喜んでいます。

ハ「若いよ、キスマーク付けてさあ。」
ワ「まあ、ダンナさんと仲良しなんでしょう。ネコも飼ってるらしいし。」
ハ「何言ってんだよ。ビオラだよ。首の所で押さえるだろう。」



なるほど。演奏する姿は優雅で楽しそうですが、結構過酷なんだろうなあ・・・と感心しました。

練習の時に楽譜をのぞかせていただいた皆さんの”ヒェエーーー”って位難しそうなショパンもヘンデルもドボルザークもフォーレも見事な演奏です。中には、不本意な演奏だったらしく沈痛な面持ちの方もいらっしゃいましたが、飛んでもありません。

みんな素敵な演奏でした。どこ間違ったか、全然わかんなかったよ。私には。
8時に始まった演奏会が終了したのは、12時20分でした。
平成生まれも途中かなりあっちの世界に引張られそうでしたが頑張りぬき、全員元気に演奏会を終了しました。

「今年も、カメラマンが揃っております。昨年の様にホームページで公開となるかも。」

演奏会の冒頭で上坂先生が警告されました。
そのため、残念な事に居眠り写真を撮ることはできませんでした。
しかし、四時間を越える演奏時間でしたがアッと言う間に終わってしまったような気がします。

そして、演奏会の終了後は打上げです。


「年々、生徒さんの力量が上がり大作に挑戦するため演奏時間が延びてます。でも、せめてその日の内には終わるようにしたいので来年からは、時間制限も検討しないといけないかもしれません。」

上坂先生が、おっしゃいました。
「それじゃあ、ぼくは”くまんばちの飛行”にしようかなあ。」「あれは、1分で終わっちゃうよ。」「ぼくが吹けば3分なんですよ。」
やっと肩の荷が下りた生徒一同、いつもにましてハイな状態です。

さて、私はビオラ奏者の方に、打上げ会で常々疑問に思っていた事をお聞きしました。

ワ「大変失礼とは存じますが、ビオラジョークってありますよね。・・・・・交通事故現場で被害者がスカンクかビオラ弾きかを見分ける方法・・・ブレーキの跡があったらスカンク・・・とか。なんで、ビオラ弾きはあんなにバカにされるんでしょうか?」

ビ「そうなの、もっとヒドイのもあるのよ。ノーベル科学賞受賞者の脳は1万ドルだが、ビオラ弾きの脳は1万5千ドル、・・・なぜなら新品同様だから・・・なんて。」

ワ「ビオラの演奏は、ヴァイオリンより難しいんですか?」

ビ「どちらとも言えないけど、ヴァイオリンが上手にできない人がビオラっとも言われているのよ。でも、本当に難しいビオラパートは一流のバイオリン奏者が担当するのにね。」


私は、前者だけどね・・・フッフッフッ・・・とビオラ奏者は謎めいた笑いを残すのでした。

打上げ会は、延々続くのでした。
一足早く部屋へ引き上げたハズと私の元へ、平成コンビが挨拶に見えました。

ハ「明日、朝またお散歩行こうねえ。」
平「うん。まーたくーるねえ。」


早朝四時まで起きぬいた2人は、元気に部屋へ戻って行ったのでした。

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「スパルタクスとフリージアのアダージョ」
(ああ、遂にフルート合宿制覇)


「やられた!!」

食堂の空席を見て、平成コンビのお姉様が、コンビの部屋へ飛んで行きました。

ハ「なっ。やっぱり起きられなかったろ。」

朝四時までの宴会のせいで、8時の朝食に間に合った生徒も朦朧としています。
私も朝ごはん、何を食べたんだかハッキリしないくらいフワフワしています。
上坂先生は、今日東京でお仕事だそうで、一足先にお別れです。
それにしても、先生タフです。

私達も駅まで各車に分乗し電車組と車組に分れ各々我が巣を目指します。
ところが、高速に入るくらいから辺りが真っ白く見えるくらいのスゴイ豪雨が始まりました。
しばらく行くと豪雨の為の通行止め、事故の為の渋滞と不吉な表示が続きます。



「では、じこしょうかいをします。本日、死者1・重軽傷5悪天の為警戒を要します。
以上、じこしょうかいを終わります。」・・・「あいちゃん、それは、交通事故の紹介でしょう。」・・・


などと腹話術をしているうちになんとか悪天と事故渋滞を抜け出し、無事東京へ戻る事ができたのでした。
そして、家へ帰り着くと2人ともバタンキューでした。

・・・・で、”今日で夏季休暇が終わり”という朝、我が家の電話が不吉に鳴ったのです。・・・

ワ「あれ!!!課長・・・・。」
課「ふーーん。まだお家にいるということは、やっぱり忘れてるんだ。」


てっきり今日まで夏休み取っていたとおもっていたのに・・・。
課長の話では、”きちょうめんに見えて結構抜けてるんだなあ”と同僚一同大喜びしているそうです。

おバカオリンピック金メダルは、一転、私が受賞する事になりました。
<返 信>
by かみさか

それにしても、かちょーさんからの電話で、出勤なさったのですか?
それとも、最後の休みを満喫されたのでしょうか。
気になります。

by 笛吹きワイフ

ワ「今から、すぐ参ります!!」
課「いいよ。こなくても。」
ワ「そんな事、おっしゃらないで!!!」
課「通勤途中で倒れてるんじゃない事だけ確認できればいいの。
  じゃあね。」


と言う訳で、1日余分に休暇をいただき、翌日関係各位に平身低頭したのでした。


(おわり)

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