クライス・サロンコンサート

クライス・フルート・ソロイスツ 演奏会後記9


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  • Vol.61:リクエスト特集・1(2001.7/14)

  • Vol.62:新フルート名曲集(2001.8/18)

  • Vol.63:古典と現代 〜知られざる名曲・2〜(2001.9/22)

  • Vol.64:バロックの雄・5 〜J.S.バッハ・2〜(2001.10/20)

  • Vol.65:古典と現代 〜知られざる名曲・3〜(2001.11/17)

  • Vol.66:カンタービレ(2001.12/15)

  • -ソロイスツ後記Vol.61-2001.7/14(Sat.)  シリーズの全プログラム

    < リクエスト特集・1 > 出 演:Fl.上坂 学、Pf.近藤 盟子


     今までに演奏会のアンケートなどで頂いたリクエストからの特集です。

    • モーツァルト:ソナタ ハ長調 KV.14

    • C.シュターミッツ:協奏曲 ト長調 Op.29

         −−−−−−−−−  Tea Time  −−−−−−−−−

    • カミュ:シャンソンとバディネリ

    • ユー :ファンタジー

    • ドップラー:ハンガリー田園幻想曲


     アンコールは、(近藤盟子 編曲)でした。

     さすがフルート好き、という選曲ですねえ、白鳥やシシリアーノといった定番ものがありません。皆さん通ですねえ。

     シュターミッツの協奏曲は音大の入試課題だった曲で、人前でちゃんと演奏するのは20ン年ぶりになります。緊張はしませんでしたが、感慨深いものがあります。昔苦労したパッセージが今は何の苦労もなく演奏できることが、年月の流れを実感できます(笑)。

     ドップラーは、フルートをやっている人なら誰もが目指す曲の1つでしょう。この今日は、何度演奏しても飽きることがありません。その時その時で違った興奮をもたらしてくれます。

     皆さんお楽しみ頂けたでしょうか。またリクエスト特集を企画したいと思います。これからもリクエストをどしどしお願いいたします。


    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介させて頂きます。

    • 大好きなモーツァルト、シュターミッツ、それにアンコールの大変楽しめました。休憩中の和やかな雰囲気も良いですね。話しかけてくれるのが嬉しいです(女性)

    −−−名曲は、名曲といわれるだけのことがありますね。シュターミッツとモーツァルトの共通点?も面白かったです・・・

    • シュターミッツは知りませんでしたが軽快で楽しく、掘り出し物を見つけたようです。名曲のユーとドップラーは聴いていて私も吹きたくなってしまいました(男性)

    −−−是非チャレンジなさってください!・・・


    ご意見ありがとうございました。


    −ショット Vol.61− アンコール
    (近藤盟子 編曲)

    デジカメによる動画
    (1分21秒、RealAudio)

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    -ソロイスツ後記Vol.62-2001.8/18(Sat.)  シリーズの全プログラム

    < 新フルート名曲集 >
     出 演:Fl.上坂 学、Pf.近藤 盟子


     私が監修した「新フルート名曲集」と、近藤さんのアレンジ特集です。

    • ヴェルディ:花から花へ(「椿姫」から)

    • クルティス:帰れソレントへ

    • ビゼー:セビリアの砦の近くに(「カルメン」から)

    • ショパン:別れの曲(12の練習曲から [ピアノ独奏])

    • ショパン:別れの曲(12の練習曲から)

    • グリーグ:ノルウェーの踊り第2番

    • モーツァルト:アンダンテ

         −−−−−−−−−  Tea Time  −−−−−−−−−

    • ブラームス:交響曲第3番第3楽章

    • ドリーブ:ワルツ(バレエ「コッペリア」から)

    • 近藤 盟子セレクション
       −赤とんぼ
       −小さい秋見つけた
       −かえるのうた

    • ラヴェル:「クープランの墓」より、メヌエット、リゴドン

    • チャイコフスキー:花のワルツ(組曲「くるみ割り人形」から)


     アンコールは、夏の想い出(近藤盟子 編曲)でした。

     この曲集は、誰もが耳にしたことがある曲、フルートで演奏してみたくなる曲を中心に編纂されています。実際に演奏してみると、音楽の楽しみ方の1つだなあ、と強く思わされます。試みとして、収録曲の1つ「別れの曲」をピアノのオリジナルの演奏と共に比較してみました。

     また、他の編曲ものの出版楽譜から代表としてラヴェルの作品も演奏いたしました。この「クープランの墓」は、原曲がピアノのソロなのですが、作曲者自身の編曲によるオーケストラ版、アメリカのオーボエ奏者の編曲による木管五重奏版などがあり、広く親しまれています。

     このような名曲シリーズも時折企画していきたいと思っています。楽しいですからねえ!


    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介させて頂きます。

    • 有名な名曲をフルートで聴くのも楽しかったです。別れの曲、リゴドンなどピアノが原曲の演奏が特に好きでした。(女性)

    −−−ピアノは名曲が多いので笛吹としては羨ましくもなりますね。吹きたくなるのも当然でしょうね!・・・

    • とても満ち足りた時間を過ごせました。別れの曲の、原曲とフルートのアレンジを対比させるのがとても楽しかった(男性)

    −−−同じモティーフでもアレンジによってとても変わるのですね、面白いでしょう??・・・


    ご意見ありがとうございました。


    −ショット Vol.62− 休憩時間に譜面を覗き込み
    検証する群衆(笑)
    クライス掲示板の
    常連の皆さん

    (あえて匿名とす)

     
    初めてのお客様と  

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    -ソロイスツ後記Vol.63-2001.9/22(Sat.)  シリーズの全プログラム

    < 古典と現代 〜知られざる名曲・2〜 > 出 演:Fl.上坂 学、Fl.遠藤 尚子


     フルート二重奏による、古典曲と現代曲(20世紀)を対比して楽しもうという企画です。

    • ヨハン・カレル・ツェントグラーフ
      (1731ドイツ、レングスフェルト 〜 1800.1.19オランダ、ロッテルダム[69歳])

       −2flの為の3つの二重奏op.1から第3番ハ長調
        (1784年、53歳)

    • アントン・シュタドラー
      (1753.6.28オーストリア、ブルック・アン・デア・ライタ 〜 1812.6.15ウィーン[79歳])

       −ディヴェルティメント

         −−−−−−−−−  Tea Time  −−−−−−−−−

    • ユージン・ハーツェル
      (1932アメリカ、オハイオ州シンシナティー 〜 オーストリア、ウィーン在住[本年68歳])

       −2flの為の「on d」(1991年、59歳)

    • カレン・デ・パステル
      (1949アメリカ、ワシントン州ベリンガム 〜 [本年51歳])

       −ハンガリー民謡による9つの小品(1991年、42歳)


     アンコールは、てんとう虫のサンバ(近藤盟子 編曲)でした.

     ツェントグラーフはドイツ生まれのフルート奏者、シュタドラーはオーストリア生まれのクラリネット奏者です。シュタドラーは「バセットホルン」の発展に大きく貢献した人で、モーツァルトが作曲したクラリネット協奏曲とクラリネット五重奏の初演者としても有名です。

     ツェントグラーフの作品は、フルート奏者らしく細かいパッセージが多用されていてフルートの技巧を発揮する機会がたくさんありますが、曲の構成・発展にもう少し工夫があればもっとよい曲になるのに、という印象があります。まあ、フルートという楽器だけを聞くのでしたらそれはそれで十分楽しめるのかも知れません。単純な構成ですので、技巧的な割に演奏しやすいのでアマチュアが楽しみとして演奏するのにも良いかも知れませんね。

     シュタドラーの作品は、最初ハンガリーで親しまれた郷土色豊かな小品です。後半に演奏したパステルの作品と相通じるものがあります。ごく簡単な作品なのですが、なかなか好評で演奏している感じよりも面白い曲に聞こえるようです。この辺が不思議なところですね。この曲もアマチュアの楽しみとしてのレパートリーに最適でしょう。

     後半は20世紀の音楽なのですが、予想に反して前半の古典ものより反響が大きかった。前衛的な作品ではないことも、支持を得られた大きな理由かも知れません。聴いていて「面白い響きだ」と感じさせるのも、理屈以前に大切の要素でしょう。

     ハーツェルは、サキソフォン奏者として活躍するほか、ウィーンでラジオ、テレビ、映画のナレーター、作曲、編曲、サキソフォーンアンサンブル等々、マルチタレントのようです。作品は、タイトルの通り「レ(D)」音の上に自由な音列が錯綜します。唯一、キーを叩く音、という現代奏法が使われています。曲想から、サキソフォーンからインスピレーションを得たと思われます。何故なら、サキソフォーンのキーは大きく、叩くとフルートとは比べものにならないほど大きな良い音がするからです。

     パステルも、ウィーンで学び、作曲の他にヴァイオリンも演奏するようです。アメリカやヨーロッパでマスタークラスも持っています。作品はハンガリー民謡が題材になっていて、現代曲というよりは、楽しい民族音楽といった感じです。この曲も楽章によってはアマチュアでも楽しめるでしょう。


    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介させて頂きます。

    • ハーツェルはとても興味深く愉快に聴かせていただきました。Jazzも演奏して下さい!パステルは物語を聞くようにとても楽しく優しく悦しい気持ちになりました(男性)

    −−−現代曲も、そうやって形にとらわれず聴ければ楽しいんですね・・・

    • 会場の雰囲気が和気あいあいとして居心地がいいですね。パステルは日本の民謡にも通じる懐かしさを感じる曲があり、また、昔話を聞かされている様な感覚を覚えました(女性)

    −−−ミニヨンは休憩時間のティータイムも魅力の1つなんですよーー・・・

    • シュタドラーは美しくすぐ馴染める曲ですね。ハーツェルは響きが面白かった。知らない曲でしたが勉強になりました(男性)

    −−ん?勉強??フルートをなさっているのですね!・・・


    ご意見ありがとうございました。


    −ショット Vol.63− アンコール
    てんとう虫のサンバ
    (近藤盟子 編曲)

    動 画(遠藤さんが1st)
    (1分36秒、RealAudio)

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    -ソロイスツ後記Vol.64-2001.10/20(Sat.)  シリーズの全プログラム

    < バロックの雄・5〜J.S.バッハ・2〜 > 出 演:Fl.上坂 学、Pf.近藤 盟子


     今回のプログラムは、アンケートでも要望の高いバッハの特集です.

    − J.S.バッハ:1685.3.21ドイツ、アイゼナハ 〜 1750.7.28ライプツィヒ[65歳]

    • ソナタ ヘ長調 BWV.529(ライプツィヒ時代、1727年頃/42歳頃)
      (原曲:オルガンのためのトリオソナタ ハ長調)

    • 組曲 ハ短調 BWV.997(ライプツィヒ時代、1737-41年頃/52-6歳頃)
      (原曲:リュートのためのパルティータ ハ短調)

         −−−−−−−−−  Tea Time  −−−−−−−−−

    • フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1034
      (ライプツィヒ時代、1724年頃/39歳頃)

    • フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV.1032
      (ライプツィヒ時代、1736-7年頃/51-2歳頃)


     アンコールは、(1)アミーロフ:ダンス(2)どんぐりころころ&カタツムリ(近藤盟子 編曲)の2曲でした。

     バッハの特集、不吉なのである。また肴にされそうなのである。。。。。やはり的中した。

     いつも本番直前に解説の大竹さんとの軽い打ち合わせがある。喋ろうと思えば何ヶ月でも話せるネタを仕入れているくせに、「なんか面白いネタはないですかねえ」と打診してくる。「そうですねえ、バッハはこう、という演奏を主張する人もいますね、ドイツに多くてフランスには少ないような、、、」「あ、それいきましょう」え、、、? ということで開演となる。

     バッハには多くの子供がいたが、こんにち特に有名なのは長男のフリーデマンと次男のエマヌエルである。

     長男のフリーデマンは才能がありながら真面目さに欠けていたそうである。父親のセバスチャンは長男の為に一生懸命教育をした。長男の為に作品も残した。しかし長男のフリーデマンは 遊んでばかりいた放蕩息子だったらしい。父・セバスチャンの死後、父の自筆楽譜を生活の為に売り払ったりもしたそうだ。ああ。

     一方、次男のエマヌエルは、父・セバスチャンの気持ちが長男へ傾いているにもかかわらず、大した不平も言わず(本当だろうな!)自力で仕事を見つけ、ついにはフリードリヒ大王に仕えることになる。大王の伴奏を受け持ち、誰もが羨む魅力的な地位にいるのだ。それだけではない、父を大王に会わせたらどんなに喜ぶだろうと、接見を実現させる。なんて親孝行な、何にもしてもらえなかったのに(本当に、ホントーだろうなっ!)。父・セバスチャンは喜び感激し(そりゃそうだろう、単なる田舎の音楽家なのだから)、大王に曲を捧げる。これが有名な「音楽の捧げもの」というわけだ。次男の優しさ・心の広さのために名作も生まれた。それに、父親の死後、自筆楽譜は図書館などに寄贈したそうだ。そのお陰でこんにちのバッハ研究の重要な資料となっている、、、、、

     私は次男、上坂先生は長男。

     キメの言葉である。またしてもである。何回でもやりたいらしい。
     こんな漫才を毎回やっている。今回は特に受けたかな?こんな落ち着かない状況で大バッハの作品ばかりを演奏しなくてはならないなんて、大変なんだぞ。ミニヨンは過酷だ。

     ほら見ろ、アンケートで「上坂先生を初め、ピアノの近藤さん、つっこみの大竹さん等、クライスの皆様の、今後のご健勝とご活躍を願っております」とのお言葉を頂いた。ああ。アンケートの「お話し」という項目に、多く○印が付いていたことを付記しておく。

    (追記)
     楽譜を持ち込むのはやめなさいっ!(笑)


    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介させて頂きます。

    • 演奏もお話も良かったです。楽しいひとときが過ごせました。またバッハやってください。(女性)

    −−−ありがとうございます。お話は、、、はは、バッハはまたいずれ演奏するでしょう・・・

    • 自宅でフルートを吹いていて「今日はいい音が出ているな。」とニンマリしていた自分が吹き飛んでしまいました。本物の音を聞かせていただき、ありがとうございました。また、解説の大竹さんとの漫才も楽しませていただきました。(男性)

    −−−ありがとうございます。今度はフルートの話しをもっといたしましょう!・・・


    ご意見ありがとうございました。


    −ショット Vol.64− 突然、フルートを始めたばかり
    だというお客様の
    楽器の試奏が始まって、、、
    <本日のアンコール>

    アンコール(2)
    (1分52秒、RealAudio動画)
    キャプチャーしたときに
    暗くなっちゃうんだよなぁ

    おまけ

     
    打ち上げに初めてのお二人
    は、近藤さんの
    かつてのお弟子さん
    中央
    掲示板でもお馴染みの、、、

    顔の大きさ?
    距離が違うの、距離がっ!

     

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    -ソロイスツ後記Vol.65-2001.11/17(Sat.)  シリーズの全プログラム

    < 古典と現代 〜知られざる名曲・3〜 > 出 演:Fl.上坂 学、Fl.遠藤 尚子


     9月のVo.63に続き、知られざる二重奏の特集です.

    • ジュゼッペ・サンマルティーニ
       (1695.1.6イタリア、ミラノ 〜 1750.11.17〜23ロンドン[55歳])
        −ソナタ ニ短調 Op.1-6(1737年ロンドン刊/42歳頃)

    • ミッシェル・ピニョーレ・ド・モンテクレール
       (1667.12.4フランス、アンドロー 〜 1737.9.22オーモン[70歳])
        −2本の無伴奏Flのための6つのコンセールから第2番(1720年/53歳)

      −−−−−−−−−  Tea Time  −−−−−−−−−

    • エンドレ・セルヴァンスキー
       (1911.1.1ハンガリー、ブダテテニイ 〜 1977.6.25ブダペスト[66歳])
        −2本のFlのための組曲(1956年/45歳)

    • パウル・アマデウス・ピスク
       (1893.5.16ウイーン 〜 1990.1.12ロサンジェルス[97歳])
        −組曲 Op.80(1952〜4年/59〜61歳)


     アンコールは、ディズニー・メドレー(七瀬あゆこ 編曲)でした。


     「知られざる」とは言っても、曲は知らない人が多かったと思うが、前半バロックの2人の作曲家は有名である。サンマルティーニはオーボエの名手、モンテクレールは(歴史上初めての?)コントラバス奏者である。

     今回は、解説の途中ホントに打ち合わせ無しの不意打ちで呼ばれ、「この2人は違う楽器の奏者でしたが、作品に演奏楽器の影響はありますか?」などと質問され、危うく(いつものように)漫才になりそうなところを、何とか教養ある話しでまとめてきた。マッタク、大竹さんにはかなわんなあ。大竹さんにとって楽しみなんだな。。。

     後半、バルトークの弟子セルヴァンスキーの作品は、ハンガリー民謡を題材にしたと思われる楽しく不思議な響きの曲、シェーンベルグの弟子ピスクの作品は、とても古典的。変拍子も古くからあるヘミオーラのリズムのようだし、もちろん調性もある。何度も演奏して熟成させていけば、立派にメジャーとなりうる曲だと思う。前回もそうだったのだが、古典より現代の方が評判が良かった。


    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介させて頂きます。

    • 毎回コンサートのテーマが決まっており、有名な曲を演奏する時、知られていない曲を演奏する時、、、毎回楽しめるよう色々な曲が知られるように工夫されておられるなと思います。あまり知られていない曲を聴け、嬉しかったです。それに、とても勉強になりました。(女性)

    −−−ありがとうございます、これからも色々な曲の紹介につとめたいと思っています・・・

    • あたたかい感じの演奏会でとても楽しかったです。特に後半の現代曲が、迫力があって良かったです。お二人ともとても息があっていました。このシリーズで色々なジャンルの曲を聴いてみたいです。ジャズ風のとかも。。。(女性)

    −−−そうですね、純粋なクラシックだけではなく、幅広いプログラムを組みたいと思っています・・・


    ご意見ありがとうございました。


    −ショット Vol.65− 大竹さんの解説も始まり

    演奏会の開演です.
    休憩時間.

    ワイン片手に歓談.
     
    演目から.

    ピスクの3楽章
     

      シリーズの全プログラム  コラムVol.65  ソロイスツ ホーム


    -ソロイスツ後記Vol.66-2001.12/15(Sat.)  シリーズの全プログラム

    < カンタービレ > 出 演:Fl.上坂 学、Pf.近藤 盟子


     年末恒例、フルート名曲集です.

    • セルゲイ・ラフマニノフ
       (1873.4.1ロシア、セミョーノヴォ 〜 1943.3.28ベヴァリー・ヒルズ[69歳])
        −ヴォーカリーズ(14の歌Op.34第14曲、1912年/39歳)

    • ウジューヌ・ボザ
       (1905.4.4フランス、ニース 〜 [本年96歳])
        −アリア

    • シャルル・カミーユ・サン=サーンス
       (1835.10.9フランス、パリ 〜 1921.12.16アルジェ[86歳])
        −白鳥(動物の謝肉祭(動物園の幻想)より、1886年/51歳)

    • ピョトル・イリイチ・チャイコフスキー
       (1840.5.7カムスコ=ヴォトキンスク 〜 1893.11.6ペテルブルク[53歳])
        −アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲第1番Op.11より、1871年/31歳)

    • ヨハン・セバスティアン・バッハ
       (1685.3.21ドイツ、アイゼナハ 〜 1750.7.28ライプツィヒ[65歳])
        −アリア(管弦楽組曲第3番BWV.1068より、1722(30)年頃/37(45)歳)
        −ラルゴ(チェンバロ協奏曲第5番BWV.1056より、1733-46年/48-61歳)

    • ガエターノ・ドニゼッティー
       (1797.11.29イタリア、ベルガモ 〜 1848.4.8同地[51歳])
        −ロマンス(歌劇「愛の妙薬」より、1832年/35歳)

    • フリッツ・クライスラー
       (1875.2.2オーストリア、ウィーン 〜 1962.1.29ニューヨーク[86歳])
        −愛の悲しみ

          −−−−−−−−− Tea Time −−−−−−−−−

    • エミール・ノブロ
       (? 〜 1965 フランス?)
        −アンダンティーノとフィナーレ

    • フリードリヒ・クーラウ
       (1786.9.11ドイツ、ユルツン 〜 1813デンマークに帰化 〜 1832.3.12デンマーク、コペンハーゲン郊外・レンビュ[45歳])
        −協奏的大ソナタOp.85より
          3.Adagio 2/4

    • エドヴァルド・グリーグ
       (1843.6.15ノルウェイ、ベルゲン 〜 1907.9.4同地[64歳])
        −ソナタ第1番Op.8より(原曲:Vln.ソナタ1865年/22歳)
          2.Allegretto quasi andantino 3/4
          3.Allegro molto vivace 2/4

     アンコールは、お馴染みホワイトクリスマス(近藤盟子 編曲)でした。


     美しいメロディの小品を、これでもか、というほど並べたプログラムでしたが、演奏するのは結構大変。その中で、特に演奏したかった曲はノブログリーグです。

     ノブロの「アンダンティーノ」は、以前より「メロディ」として親しまれてきた曲ですが、近年このメロディには対になった「フィナーレ」があったとのことで最近出版されたものです。とても華やかで美しい小品です。リサイタルの1曲目や、中・上級者の発表会用のプログラムとして最適でしょう。

     グリーグの作品は、以前より楽譜は持っていて大変気に入った作品なのですが、なかなか演奏する機会に恵まれなかった曲で、今回生徒さんが発表会で取り上げることになりレッスンをしているうちにどうしても自分でも演奏したくなり取り上げたものです。有名なペールギュントなどを連想させる美しい響きとポーボンによる素晴らしい編曲で、フルートによる演奏でもとても演奏効果が上がります。フランクやフォーレのソナタのように、このグリーグのソナタも「フルートの作品」として良いのではないでしょうか。おすすめです。


    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介させて頂きます。

    • ヴォーカリーズ、バッハのアリアとラルゴは、自分でも聴くことが多い曲なのですっかり浸ってしまいました。天にも昇るような気分でした。グリーグの情熱的な部分もすごく気に入りました。(女性)

    −−−ありがとうございます。大好きなバッハ、せっかくですからご自分でも演奏なさいましょう!!・・・

    • ピアノが良かったです。(「伴奏」という言葉はあえてつかいません)すごくsureで、フルート孫悟空を手のひらに乗せているお釈迦さまという感じがしました。(男性)

    −−−はい、特にアンコールでは私はいつも孫悟空です!(笑)・・・


    ご意見ありがとうございました。


    −ショット Vol.66− 新しいお客様と.

    翌日にご自身の発表会
    というお忙しい中
    お越し下さいました.
    本日のアンコール
    (RealAudio動画)
     
    打ち上げ.

    買ったばかりの
    総銀製フルートを手に
    ご満悦の小瀬川さん.
    (隣に美女がいるのも
    嬉しい?!)
     

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