シリーズ「フルート三昧」 演奏会後記


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VOL.6:協奏曲は雄大だ('97.5/18)

VOL.7:イイ曲をフルートで横取り('97.6/22)

VOL.8:試験曲万歳!('97.7/27)

VOL.9:簡単そうに聞こえて難しい!('97.9/23)

VOL.10:ロマンティックな20世紀音楽('97.11/3)

VOL.11:ヘンデル大好き('98.1/15)


−「フルート三昧」後記Vol.6−'97.5/18(Sun.)  (プログラム詳細)

<協奏曲は雄大だ>

 昔、音楽を志すずぅ〜っと前、なりたかったのは指揮者。でもどうやったら指揮者になれるのか分からない。で、次はオーケストラで目立つフルート。時々指揮者の横に立って一人で目立っている。音楽もスタイルもかっこいい−−−−−という昔の気持ちが甦って来たのでした。うん、協奏曲はスケールもデカイし音楽が明るい流れとなって心を奮わす。何度でも演奏してみたいなぁ、コンチェルト。

当日頂戴したアンケートの一部をご紹介致します。

  • フルートの音色が、歯切れ良くしかも伸びやかでテンポ感があり素晴らしかった。

    −−−ありがとうございます!私ものびのびと演奏する事ができました・・・

  • 感想:やや不満、理由:会場の響きが無く、音域によってはフルートの音がよく響かない。しかし:2本のフルートのハーモニーが「プロ」を感じさせた。

    −−−会場の音響は仰る通りです。でもその代わりお客様とのコミュニケーションはバッチリ、お客様との交流も大切にしたいのです・・・

  • 話が分かりやすく楽しかった。そのおかげで、ただ聞き流すのではなくイメージして聞く事が出来た。お腹の赤ちゃんがゴロゴロしていた。

    −−−解説のOさんはもう殆どプロ。お忙しい中大変な努力をして下さいます。お腹の赤ちゃんへの胎教もバッチリですね・・・

    貴重なご意見ありがとうございました。


  • <舞台?にて>

     会場の様子です。勿論本番中は窓にカーテンをかけます。ご覧の通りフラットな「広い部屋」ですので互いの顔もよく見えます。でも、お客さんからはそれも楽しみの一つ。曰く「演奏前と演奏中の表情の違うこと!」曰く「演奏者の息遣いがダイレクトに伝わって来て、聞いている方も興奮してきます」。
     写真左手は私、右手は志田さんです。はい、今回のゲストは井上さんでした。お察しの通り今回撮った写真は全て失敗、これはVol.5の写真です。

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    −「フルート三昧」後記Vol.7−'97.6/22(Sun.)  (プログラム詳細)

    <イイ曲をフルートで横取り>

     フランクのソナタ、いい曲ですねぇ。もちろん、「タイス」もクライスラーも大好きです。ヴァイオリンはフルートと同じ声楽で言えば”ソプラノ”の楽器、出せる音域が似ています。今回の様に曲想がフルートに合えばフルートで演奏しても素敵な曲になります。ただ、ブレスが大変。ですから、作曲家の求めるフレーズ(文章で言うところの、センテンス、句読点)を損なわないように演奏することが大切です。でもフルートってイイですね、何でも出来ちゃうんですから。

    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介致します。

  • フランクの曲は、繰り返し現れるメロディに引き込まれる様で良かったです。大曲でよく息が続くなぁと思いました。

    −−−ありがとうございます。弦楽器の曲はブレスコントロールが大変です・・・

  • ヴァイオリンパートのフルートは、聞いていて少し息苦しくなる(息が長いので)場面があった。見ていては面白かったが。

    −−−こういう狭い会場では(普段気付かない)全てがさらされてしまいつらい事もありますが、その分奏者の”息づかい”を感じて頂けたと思います・・・

  • 二本の性格の異なる音色のフルートによるハーモニーがとても面白かったです。同じ楽器での演奏なのに、とても音に広がりがあって素敵でした。

    −−−14Kと銀。それなりに良さがあります。音色の違いもプラスに成り得るのです・・・

    貴重なご意見ありがとうございました。


  • <会場の雰囲気と打ち上げ>

    今回は写真撮影成功です。こんな感じの演奏会です。間近にお客様がいるので目線が気になります。客席を見れば100個の目がありますので!馴れてくるとお客様の反応が直に感じられて快感です。

    スタッフと打ち上げです。皆さんかなり勝手な事を言い合います。まぁ、これも楽しみの一つなんですけどね。皆さんお腹が空いてウズウズしているのを、待ったをかけての撮影でした。

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    −「フルート三昧」後記Vol.8−'97.7/27(Sun.)  (プログラム詳細)

    <試験曲万歳!>

     当日演奏した、ユーとエネスコはパリコンセルバトワールの卒業試験曲の一つ(コンクール形式で行われる)。ケーラーとアンデルセンの練習曲は、国立音楽大学はじめ多くの日本の音大の入試曲に採用されている曲で無伴奏。シュターミッツは私の受験課題曲でした。試験やコンクールは、演奏者の音、音楽性、テクニックをみるわけだから、その課題曲は秀作が望まれる。だから試験曲は名曲が多いのです。だから、難曲とも言えるわけでして。演奏会で練習曲を演奏することは大変珍しいので、お客様にも喜んで頂けました。

    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介致します。

  • 「フルート三昧」のタイトルのごとく色々な音色を心から楽しみました。ありがとうございました。(40代・主婦)

    −−−こちらこそありがとうございました。これからも皆様に楽しんで頂けますよう、色々な名曲を紹介していきたいと思っています・・・

  • シュターミッツの高音ののびが綺麗でした。(10代・学生)

    −−−ありがとうございます!”入試”という立場を離れて曲に接すると、改めてその曲の良さが実感できます(十何年ぶりの演奏でした)・・・

  • 息づかいを間近に感じながらフルートを聞けてとても良い時間でした。ピアノとのアンサンブルは緊張感が出て、ソロは伸びやかに感じられました。(40代・主婦)

    −−−ありがとうございます。無伴奏のソロはごまかしがききません。”伸びやか”と感じられたなら演奏は成功です!・・・

  • 少人数の会場でこんなに間近に演奏者の息づかいまで感じられる場で、まるで深い緑の森にいるようないい気分にさせて頂きとてもいい贅沢なひとときでした。(50代・会社員)

    −−−少人数で名曲を楽しむ場で演奏できるのは、私も贅沢な気分です!・・・

  • シュターミッツ、現在練習中です。(10代・学生・桐蔭フィルハーモニー・オーケストラ所属)

    −−−!!!参考になりましたか?・・・

    貴重なご意見ありがとうございました。

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  • −「フルート三昧〜天才モーツァルト〜」後記Vol.9−'97.9/23(Tue.)
    (プログラム詳細)

    <簡単そうに聞こえて難しい!>

     モーツァルトはやっぱり天才。その楽曲は、何気ないような簡単な作りをしているのに演奏が難しい。なんて厭味な曲なんだろう!でも、必死に演奏していると知らず知らずのうちにその曲の内面に引き込まれてしまう。何度やっても新鮮さが失せない、モーツァルトはそんな作曲家なのです。

    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介致します。

  • 解説があり、作品のバックグラウンドと共に聴くことにより、当時の状況を自分なりに再現させたりと、イメージが膨らみ楽しかったです。(40代・主婦・講師)

    −−−ありがとうございます。お話のしがいがありました。・・・

  • 選曲がとても良く大変満足です。大きな楽しみが増えました。とても豊かな時間を過ごせました。解説と演奏者が同じで大変ですね。(50代・主婦)

    −−−ありがとうございます!選曲にはいつも苦労するので、そう言って頂けると嬉しいです。いつもはとても素晴らしい解説者がいますので大丈夫です・・・

  • まず、30分も1人で人前で演奏できるのがすごいと思いました。今までは演奏会へ行っても「ふ〜ん」くらいにしか思わなかったのですが、現在フルートを習い始めて満足に吹けない私にとって、第一印象はとにかく「すご〜い」なのです!(30代・会社員)

    −−−一生懸命練習して、でも楽しみながらどんどんチャレンジしてください!きっと良く吹けるようになります・・・

  • 大ホールの音楽会より、音楽が身近に感じられ楽しかったです。(60代・会社員)

    −−−ありがとうございます。それこそがこの演奏会の趣旨なのです・・・

  • 「きらきら星」を芸術的に聴いたのは初めてです!(60代・主婦)

    −−−最高のお言葉、ありがとうございます。これからも、どんどんチャレンジしていきます!・・・

    貴重なご意見ありがとうございました。

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  • −「フルート三昧 〜ネオクラシック〜」後記Vol.10−'97.11/3(Mon.)
    (プログラム詳細)

    <ロマンティックな20世紀音楽>

     20世紀の音楽と一言で言っても、前衛的な音楽から古典的な作風のものまで多種多彩です。今回は、ライネッケ、ドビュッシー、カルク=エーレルト、ベリオ、ベルリオーズの5人の作曲家の作品を演奏いたしました。ベルリオーズを除けば皆今世紀に入ってからの作品です。

     一頃は前衛的な音楽、実験的な音楽がもてはやされましたが現在ではなりをひそめ、やはり構成がしっかりしていて昔ながらの”美”を感じる曲だけが残っているようです。ベリオは、一時は前衛音楽の旗手としてならしましたが、今回演奏された「セクェンツァ」はその構成がしっかりとしていて古典的ですらあります。

     ライネッケの作品は、20世紀に入って作曲されたとは言え”ロマン派”の音楽そのものです。美しいものこそ音楽である、と改めて感じさせられた演奏会でした。

    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介致します。

  • お話が少々長いと感じましたが、作曲家の生い立ちなど大変面白くとても参考になり、音楽をより楽しめました。ライネッケの協奏曲が良かったです。(20代・学生)

    −−−解説のOさんの話は、本当によく調べてあって話術も巧み、音楽の良い香辛料ですね。・・・

  • ベルリオーズのトリオは始めて聴きましたが、とても楽しかったです。久々の演奏会でしたが来て良かったと思わせる内容でした。(40代・公務員)

    −−−ありがとうございます。ベルリオーズも幻想交響曲だけでなく、こんな素敵な室内楽もあるのです。・・・

  • お話が楽しく興味深かったです。べリオが面白い。(40代・会社員)

    −−−ベリオが一番難解だったかもしれませんが、”面白い”というように”音”を楽しんで頂けたようですね。・・・

    貴重なご意見ありがとうございました。

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  • −「フルート三昧 〜バロックの雄2・ヘンデル 〜」後記Vol.11−'98.1/15(Thur.)
    (プログラム詳細)

    <ヘンデル大好き>

     今回はヘンデルの特集です。ソナタ3曲にトリオ2曲演奏しました。

     ヘンデル大好き、そして雪も大好き−−−本番の日以外は。このところの天気予報は大当たり。今期2度目の大雪です。不安は的中しました。

     写真左は会場へ向かう車窓から。東京・国立市内の”桜通り”です。まるで雪国の風情ですね。春には満開の桜の木も、今日ばかりは雪の花を満開に咲かせています。写真右は会場の前で撮影した志田さんと、演奏会(実は打ち上げ)大好きな娘の桃ちゃんです。

     どうせ今日は誰も来ないだろうから(だって交通網も麻痺していたんです)と、練習会のつもりでのんびりとゲネ・プロをしていたら、いらっしゃいました!お客様、6人。いやー、嬉しかったですよ。いつもだって3〜40人のミニコンサート、6人は立派です(←自画自賛)。中には「私が行かないで誰が行く」と隣の市から 徒 歩 で来た方も。来るときはたまたま動いていた電車でお見えになったカップル、帰りは電車止まっていたのですが、どうしたのでしょうか・・・。解説のお話をお願いしていたO氏もこれず、ぶっつけ本番のお話をしながらの演奏会となりました。いつもよりお客様と仲良しになれた気分でした。

    当日頂戴したアンケートの一部をご紹介致します。

  • ソナタは、自分の中で曲から見える風景などが想像できてリラックスできました。トリオは、音の追いかけっこの様で楽しかったです。(30代・主婦)

    −−−お子様と一緒にありがとうございました・・・

  • コンサート全体を気持ち良く聴くことが出来ました。トリオト短調は、特に生き生きとした自由な感じが楽しかったです。音楽を知らない私にも、バロックやフルートに親しみがもてるお話でした。(30代・公務員)

    −−−ありがとうございます。今日はお話をしていて、いつもより皆様に親近感を持ってお話しすることが出来ました・・・

  • 雪の中来た甲斐がありました!トリオになってからは特に楽しく聴かせていただきました。(30代・会社員)

    −−−悪天候の中ありがとうございます。今日は仲間の集まりでの演奏会のように感じられ、とてもリラックスして楽しく演奏しました・・・

    貴重なご意見ありがとうございました。

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