- つれづれに -

−日々の雑感を気ままかつ不定期に綴った日記風独り言−

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by Manabu Kamisaka  ご意見  Exit

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Op.1〜Op.6  Op.7〜Op.12  Op.13〜Op.18  [Op.19〜Op.24]

Op.25〜

Op.19:大雪・・・悪天候のわくわく(2/25)

Op.20:悲惨!ハードディスク・クラッシュ!(3/11)

Op.21:整理整頓(4/4)

Op.22:茂木新緑(Vlc)・青木紀久子(Pf) デュオ・リサイタル(4/14)

Op.23:榛名「四季のコンサート」(6/3)

Op.24:ドキドキ!のクライス小発表会(6/3)


Op19-'98.2/25(Wed.)

大雪・・・悪天候のわくわく

 今年に入って東京としては近年希な大雪が2度も降りました。そしてその2回目はなんと本番当日だったのです。雪国を思わせる一面の銀世界です。

 子供ならいざ知らず、たいていの大人は雪と聞くと憂鬱な気分になります。寒い、足場が悪い、交通網の混乱(今年は特に!)・・・等々。でも私は違うのですね、これが。いつも移動は車なので雪でも雨でも嵐でも平気。おまけにスキーや冬の雪国へ車で移動することが多いので運転も苦にならない。交通網が麻痺して右往左往する人を横目に優越感さえ感じてしまうのです。(雪国の方には大変申し訳ありませんが・・・)

 筒井康隆が昔夕刊紙に掲載していたエッセイにも「台風などで電車が止まりそうなぎりぎりの時に、ついわくわくしてバーによってしまう」というような内容の文章がありましたが、その気持ち分かります。私は、車を運転する事が好きでその中に喜びを見いだすタイプなのは確かなのですが、雪が降ると用もないのに出かけたりする。そういうときにわざわざ友人と待ち合わせをしてお茶をしたりする。

 その悪友も車好きなので、雪が降ってもホイホイ出てくる。お互いに車なので(駐車場を考えて)待ち合わせはホテルのコーヒーハウスかファミリーレストラン。いつも賑わう店内も、さすがの悪天候、人影もまばらで静かなので居心地がいい。店内は外界の様子など全く知らぬように平静そのもの。窓から見える景色は非日常でも、店内はいつもと変わりません。そのギャップがわくわくするのかもしれませんね。建物はたいてい丈夫に出来ているから、安心感もあります。

 仕事の行き帰りは大変でしたが、この冬はこれで2回もわくわくしてしまいました。まわりから白い目で見られつつも、こうして童心に帰ることが日々のストレスを発散してくれているようです。時々、こうした自分の心が尊いものだと思えてくるのです。

−M.K.−

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Op20-'98.3/11(Wed.)

悲惨!ハードディスク・クラッシュ!

 その惨事は突然やってきました。

 その日、私は打楽器の伊勢君の家へ向かっていました。彼は最近、私のよりもはるかに高性能なコンピュータ、SCSIボードにZIP、スキャナ、増設RAMまでを一気に買い込み、日々ホームページ作りに励んでいます。彼のホームページはそれまで私のページの居候でしたので、古ーいコンピュータ(私が昔使っていたPC-9800FA)で原稿を書き、その原稿を元に私がページを作っていたのです。コンピュータを買って目出度く居候生活から足を洗い、独立したのでありました。私は、コンピュータやホームページ作り全般の 指 導 に向かっていたのです。

 HTMLやタグの概念もあやふやなまま、加入したてのプロバイダにftpでアップロードするのを実演して見せ、インデックスページがないので即席で(2〜3分)で作っみせ(彼はまだそのまま使っている)、バナーもあると良いよ、とビットマップで適当に作り(これもまだそのまま使っている)、、、休憩を挟んで4時間程かかりましたが、疲労困憊の中にも優越感による喜びが沸々とわいてくるのでありました。横にいたフルートの志田さん、見ているだけでお疲れのご様子でした。

 どうもこの二人の前でコンピータをいじると何かある(Op.4と5を参照)。

 翌日はホント久しぶりの休日でしたので余裕余裕。遅くなっても大丈夫です。伊勢宅から朝方4時近くに帰宅した私は、まずメールチェックするべくコンピュータの電源ON。しばらくして・・・・・あれ???ウィンドウズ立ち上げ途中のDOSで止まる!そして最後に不吉なメッセージが・・・・・

再試行・中止・無視?

迷わず再試行。しかし、またもや、、、、、











再試行・中止・無視?

何ってこったい!

 すかさずFディスクでエラーチェックしてみた。すると案の定セクタの破損と50Mb近くのファイルの破損が判明。一応修復作業をするも、修復ファイルが多すぎてルートディレクトリのファィル数が512個に達して修復途中で終了、気が付くと朝の8時、披露と混乱の中為すすべもなくふて寝と相成りました。

 貴重な休日をふて寝で過ごし、それでも気を取り直して修復作業の再開です。新しいマシンを買ってしまうかと、何度頭をよぎったことか。結果からいえば、自分で直して良かったですけれどね、手間だけですから。

 コンピータのマニュアルの通りではウィンドウズの再インストールが出来ず、それでもFDからCD−ROMのドライバが組み込めたので、ウィンドウズのCDからDOSのコマンドを使って気持ちよ〜〜くフォーマット、各種ドライバの組み込み、全アプリケーションのインストール、環境設定・・・。当然1日では終わりません。結構忘れていることも多いのですね、拡張シリアルポート入れてたなんてすっかり忘れていて、ISDNのモデム認識しないと1時間も悩みました。そして同様なことの連続。今こうしてほぼ元通りになるまでたっぷり1週間かかりました。

 くそーーー!、ああ疲れた。

−M.K.−

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Op21-'98.4/4(Sat.)

整理整頓

 整理整頓。ああ、何というすがすがしい言葉。人格者を連想させる言葉。スマートな人間像が浮かぶ言葉。そして あこがれの 言葉。

 はい、そうです、お察しの通り私は整理整頓が苦手です。ルーズという言葉に甘んじる、几帳面とかマメとか言う言葉には無縁です。コンピータのまわりは書類や参考文献でごちゃごちゃ。あとで読もうと思っていた手紙や書類は行方不明、レッスン室のピアノの上も楽譜の山で今にも崖崩れをしそう。ピアノの脇にあるお気に入りのステンドグラス(風)のガラスがはめ込んだ小さい机の上も楽譜でいっぱいです。勿論本棚もいっぱい、それも適当に入れてあるので探すのに一苦労。レッスンごとに、生徒がやっている楽譜を、どこだどこだ、と探す日々。「先生、この前も探していましたね」と、生徒の 冷ややかな お言葉。恥を忍んで、我が家のレッスン室の様子をご覧に入れましょう。↓

 なあーんだ、普通じゃないですか、これ。音楽家の家なんて こんなもの です。しょっちゅう色々な曲を 研 究 しているんですよ、ええ。

 それでも、この楽譜の山を整理しようと努力したんです。でも一人じゃ出来そうにないので後輩の花野子さんにお手伝いを頼みました。彼女は、普段三響フルートでフルートを作っているのですが、「ムジカ・クオーレ・フルート・アンサンブル」の一員としても活躍されています。

 その彼女に、「ウチに遊びに来ない?美味しい食事でも作るよ」と誘いをかけ、「で、そのついでに楽譜の整理手伝ってくれないかなぁ」と持ちかけます。一瞬の沈黙はありましたが、それでも彼女、我が家にやってきたのでした。部屋を見た彼女、唖然として「す、すごいですね」。(因みに、上の写真は比較的美しい部分を写しています)その日一日ではとても整理しきれず、積んである楽譜の順番だけ直し、食事をして帰ってしまいました。「またすぐ来ます」の言葉を残して。それは昨年の11月のことでした。まだ彼女はやってきません。

そんな私が、

突然何を思ったのか、サーバに登録してあるホームページのファイルの整頓を始めたのです。10ヶ月前のこと、ホームページができあがったのは良いのですが、アップロードの仕方も分かりません。プロバイダの説明を読み、ふむふむ、そうか、ftpで転送すればよいのだな、と1つのディレクトリに30ページ分のファイルを画像ごと無造作に詰め込んでしまったのです。それも、将来使うかもしれないと余分な画像ファイルまで。

 10ヶ月経った現在、ごちゃごちゃで何があるか分からない。更新したりいらなくなったファイルを削除するのが一苦労。そこで、勇気を出して整理に取りかかったわけです。空前絶後の大変さ。項目ごとに画像のディレクトリを作り、リンクを書き直して、表示確認して・・・・・4時間かかりました。こんな苦労するならちゃんと考えて最初からきちっと計画的にすれば良かったんです。簡単なことです・・・・・。

前回に続き、

ああ、疲れた。

−M.K.−

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Op22-'98.4/14(Tue.)

茂木 新緑(Vlc)・青木 紀久子(Pf) デュオ・リサイタル
4月13日(月)7:00p.m.津田ホール(東京)

 公私共にお世話になっている、NHK交響楽団チェロ奏者の茂木さんが久しぶりにリサイタルをなさるというので仕事の都合をつけ出かけてきました。フルート以外のリサイタルは久しぶりです。そのプログラムは、

  • クープラン:演奏会用小品(全5曲)
  • シューマン:幻想小曲集 作品73
  • フォーレ:チェロ・ソナタ第2番ト短調 作品117
休憩をはさんで、
  • ベートーヴェン:ヘンデル「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 WoO.45
  • ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調 作品69
といものでした。

 お約束(?)通りに5分押しでお二人が舞台に登場、パリ・コンセルバトワールのチェロ教授 P.バズレール編曲によるクープランが始まります。

 演奏会の始まりは、お客さんも落ち着かずざわつき気味なのは太古の昔から同じ。そのお客様の気持ちを静めるためにハイドンはたくさんの交響曲を作曲しましたし、現在では5分押しで演奏会を始める事が多いようです。そして、1曲目にはお客さんの心をつかむべく、明るく軽快な選曲が多く見られる(私の演奏会でもそうです)のですが、フォーレの第1曲目は優雅で静かなプレリュード。なるほど、こういう流れも良いものです。会場はぎりぎりに来たお客さんなどで何となく落ち着かない。そこへ静かで優雅な音楽が流れ、自然に音楽の中へ入り込めるというわけです。茂木さんを知る私にとっては、大変うなずけるプログラミングです。

 茂木さんのスタイルを一言で言えば「柔」。強引さがない。どんな時代の曲であっても良く歌います。これは、演奏楽器がチェロだということが多分にあるのでしょう。フルートはチェロなど弦楽器に比べて歌うことが苦手です。音に含まれる倍音構造やその量の決定的な差による音の豊かさに違いがあるためですが、機敏さ軽快さはフルートの得意とするところです。それはテンポにも現れ、私の経験からは弦楽器はたっぷり、管楽器は速めのテンポをとる傾向があるようです。

 そんなことを思いつつ2曲目のシューマンが始まりました。幻想小品集は2月に開催した私のリサイタルでも取り上げましたが、茂木さんの演奏を聴いてびっくり仰天、速いのです、テンポが。特に1曲目など私の倍ほどの速さ。若い人(そう若くはありませんが)はテンポ感が違うなぁ、といつもぼやかれている私にとってこの全く逆の現象にとまどいましたが、チェロはたとえテンポが速くても歌えるのですねぇ。

 フォーレのソナタ、休憩をはさんで後半はベートーヴェンです。変奏曲のヘンデルの主題「見よ勇者は帰る」は、運動会の表彰式などで必ず使われる、あの音楽です。

 古典時代以前のソナタは伴奏のピアノが主であり、独奏楽器がオブリガート(飾り)であることが多い。後半ベートーヴェンの2曲も例外ではありません。「チェロのオブリガート付きピアノソナタ」と言っても過言ではない。それに当夜のプログラムは、ピアノの比重が重い曲ばかり選ばれていましたので、「デュオ・リサイタル」というタイトルもうなずけます。

 クープランで始まった演奏会はベートーヴェンの変奏曲で盛り上がりが加速し、最後の大ソナタで頂点を迎えます。この3番のソナタが一番良かったように思えました。チェロもピアノもベートーヴェンの音楽を一番自分の物にしていたように感じられましたし、楽器も一番鳴っていた。楽器が、というより身体全体が鳴っていた、と言うこともできるでしょう。静かに始まった音楽が次第に盛り上がり、華やかに終わるバロックのソナタを聴いているような演奏会でした。

−M.K.−

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Op23-'98.6/3(Wed.)

セゾン ド はるな「四季のコンサート」

榛名湖畔に建つ「セゾン ド はるな」

 風光明媚で知られる群馬県榛名湖畔にある「ホテル・セゾン ド はるな」では、毎年5月〜12月の8月を除く毎月「四季のコンサート」を開催しています。会場はホテルのロビーで、聴衆は主に宿泊のお客様です。演奏会終了後、演奏者と一緒にディナーを楽しむという趣向です。

 今回で73回目、年7回の開催ですからその歴史は10年を越えます。ホテルの社長さんの「美味しいディナーを食べがてら、1泊2日で観光に来てよ」という言葉に乗せられ5回目の出演となりました。

 まずはプログラムをご覧下さい。共演は毎度お馴染み、志田(Fl)さんと近藤(Pf)さんです。

5月16日(土)「四季のコンサート」 〜往年の名手たち〜

フランツ・ドップラー(1821〜1883),カール・ドップラー(1825〜1900)

  • アンダンテとロンド(2Fl&Pf,フランツ)
  • 愛の歌(Fl&Pf,フランツ)
  • バラキアの歌(Fl&Pf,フランツ)
  • ハンガリー田園幻想曲(Fl&Pf,フランツ)
  • リゴレットファンタジー(2Fl&Pf,フランツ&カール)
−−−−− 休憩 −−−−−

F.ショパン(1810〜1849)

  • ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬」作品64-1(Pf.solo)
  • ワルツ 第1番 変ホ長調「華麗なる大円舞曲」作品18(Pf.solo)
クライスラー(1875〜1849)
  • 愛の悲しみ(Fl&Pf)
  • 美しきロズマリン(Fl&Pf)
成田 為三
  • 浜辺の歌(Fl&Pf)
多 忠亮
  • 宵待草(Fl&Pf)
宮城 道雄
  • 春の海(Fl&Pf)
F&K.ドップラー
  • ハンガリアン・ファンタジー(2Fl&Pf)

 「往年の名手」とは、フルーティストだったドップラー、ピアニストのショパン、そしてヴァイオリニストのクライスラーに因んだタイトルです。そうそう、宮城道雄はお琴の名手でしたね。それにしてもちょっと曲が多すぎましたねえ、きつかったです。ドップラー兄弟は名フルーティストでしたのでテクニカルな曲ばかり。それを全部私が担当しました。志田さんは、というと日本の曲3曲のみ、らくちんです。ソロイスツを始めた頃「お客さんが来てますよぉ、目の前にいますよぉ」と訳の分からないことを言って舞い上がっていた彼女も「上坂さん大変ですねー、でもプログラム自分で決めたんですよねー」と、嫌味すら言うほどの余裕。ふん、感謝しなさい、かわいい後輩には楽させてあげようという親心ですよ。でも今度からはもっと働いてもらいますからね、覚悟していて下さいよ。

 朝早めに車で出発、一同を乗せ完全にドライヴ気分。もう5回目ですので道も覚え、関越道をひたすら北に向かいます。「はい、あそこに見えてきたのが今から向かう榛名山ですよ、渋川ICへはあと30分で到着」とガイドも所要時間の計算も完璧。「お昼はどこで食べる?ファミリーレストランが2軒に、トンカツ屋にうどん屋さん、どれにする?あの辺水沢うどんが名物らしいよ」と、ほとんどまわし者。予想通りの時間に渋川へ到着、昼食をとり榛名湖へ向かいます。

 早めにホテルにチェック・インし、部屋でしばし休みます。このあたりから、頭の中を演奏会モードにしなくては、観光気分は一時お預けです。そしてイメージ・トレーニング。ポイントとなる曲を頭の中で演奏してみます。適度な緊張感を自分自身に与えるのです。場数を踏んでいる我々プロは「あがる」という場面が少ない。これにはとんでもない落とし穴が潜んでいるものなのです。

 「えぇ、いいじゃないですか、あがんなくてぇ」と、生徒達は異口同音に言います。たしかにあがらないのはいいことだけれど、それだけでは集中力の欠如をきたします。するとどうなるか。間違えます。適度な緊張感は集中力をもたらし音楽に没入することが出来るのですよ、これがプロです(余裕)。特にこの様なサロンコンサートの場合、雰囲気が良くお客様ともフレンドリー。おまけにトーク入りですのでますます調子に乗って演奏会を楽しんでしまう。あまりにリラックスしすぎて「ディナーはどんな物がでるのかな?」と思ったら最後、終わりです(実際似たようなことで繰り返しを3回やってしまった実績あり←威厳の失墜)。

 とにかく気分を盛り上げドップラーになりきります。ゲネプロで全曲を本番のつもりで全部通しますが、何しろきついこのプログラム「大変だぁ」という現実が頭をかすめますが即座に追い払い、誰も見ていないのにポーカーフェイスを繕います。そしてそのまま本番に突入します。志田さんは1曲目が終わると後半途中までお休み、ここでも「頑張って下さいねー」と、対岸の火事。ええ、頑張りますとも、プロですからね、自分で決めたことは責任を持って遂行しますよ、私はプロですからね・・・の気持ちを込め、ニコニコしながら「うん、頑張るよー」と返事。いよいよ開始のベルが鳴り始めました。

 本番ですか?ええ、楽しかったです。存分にテクニックも発揮できたし。無難な路線を歩まず冒険的な解釈も。それに挑発されてかピアニストの近藤さんも冒険してくるではないか!(ショパン良かったですよ、ピアノが良く鳴っていました)ゲネプロまでとは全然違う音楽で対抗してくるのです。いやー、少々驚かされましたが、これこそ本番なのです。その時の場の雰囲気や共演相手の気分に敏感に反応する。これがあるからやめられないんですね、音楽。もちろんディナーは最高でしたよ、お客さんとのコミュニケーションもたっぷり取れましたし。

社長さん、また是非呼んで下さいね!!

−M.K.−

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Op24-'98.6/3(Wed.)

ドキドキ!のクライス小発表会

 5月24日(日)に開催された、クライス発表会のご報告を。その時の画像等は、後日クライスのページに掲載いたしましょう。

 当日の天気予報は芳しくありませんでしたが、何とか晴れ。皆さんの素晴らしい演奏を予感させる良い前兆です(しかし、途中から土砂降り・・・)。出演者は4歳から(ピアノですが)6?歳まで総勢25名(12番の加納さんだけ欠席)、クライスとしては過去最多です。そのキャリアもまちまちで、始めて2ヶ月という新人さんから今年で19年というベテランさんまで、また演奏される曲もキャリアや年齢同様バラエティに富んでいます。

 何故「小」発表会かというと、会場が狭いからです。ただそれだけ。運営の苦労や出演者のストレスは大発表会と何ら変わりません。因みに大発表会は1100席の大ホールで12/13に開催されます(ただしお客さんの数は同じ)。

 しかし、今日の発表会の会場だってなかなかです。場所は公民館ですがちゃんとした多目的ホールで50センチほどの舞台があり小さいながらもグランドピアノが備わっています。照明設備も備わっていて、座席は折り畳み椅子ですが100席ほど並べられる。そもそもこの小発表会を始めた発端は「年1回の本番じゃ少ない」と大胆なことを言った生徒さんがいたからなのです。何故かプライドを傷つけられたような気分になった私は、その他大勢の反対を押し切って開催を決行したのでした。

 発表会の日が近づくにつれ、生徒さん達は緊張がありあり。レッスンでの言い訳も増えます。この緊張している様子を見て こっそりひっそりにんまりするのが隠れた楽しみ。でもみなさん立派に演奏なさいましたよ。本番がないと欲求不満になる中毒症状がやってくるのも目前です。本番の時の気分を、生徒を代表して町田さんに述べて貰いましょう。

→ → 「どきどきの発表会!

 どうでしたか?状況が良く伝わってきますね。

 左の写真、私です。ええ、ピアノも弾きました。レッスンでは殆どの生徒さんの伴奏をしながらレッスンを進めます。その方がより音楽的なレッスンが出来るからなのですが、発表会でも出来るだけ伴奏をするようにしています。今回は町田さん、大塚さん、山本さんの伴奏をしました。小野さんの伴奏もしたかったのですが、「先生、もし伴奏がピアノの先生に代わる場合はくれぐれも宜しくお伝え下さい」と、言われてしまい渋々バトンタッチ。こう見えても敏感な私です。でも伴奏はまだ良い。一番の緊張は、連弾です。今回初の企画として、ピアノで出る子供達(4〜7歳)にはソロとそれぞれのお父さんとの連弾をプログラムに入れたのです。私以外のお父さん達は日頃ピアノにふれることはまずありません。それを直前の猛特訓を経てこの日を迎えたのです。私?私は余裕ですよ、余裕。一応音大出ているんですからね、連弾の相手なんか軽いモンです・・・と思いきや、世の中は甘くないですねぇ、子供に「あ、音違うよ」とか「パパ、そこpだよ」を連発され立場無し。レッスンに来る生徒さん達に得意になって話すものだから恥ずかしいことこの上ない。いい笑い話になってしまった。こうはしていられない、威厳を取り戻すんだと付け焼き刃の練習。「ドキドキ!のクライス小発表会」で一番ドキドキしていたのは、何を隠そうこの私なのでした。チャンチャン。

−M.K.−

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